今はアンティークドールが大好きで、家にはたくさんのドールがいます。
でも実は、その前に集めていたものがあります。
リモージュボックスです。
フランスのリモージュで作られている、小さな磁器のボックス。
動物だったり、お菓子だったり、バッグだったり。
「なんでこれを箱にしようと思ったんだろう?」
というものまで、とにかくいろんな形があります。
小さくて、細かくて、かわいい。
当然のように、
欲しくなりました(笑)。
でも、ひとつひとつが高い
かわいいリモージュボックスを見つけては、いくつか買いました。
でも、新品のリモージュボックスって結構高いんです。
小さいのに、なかなかのお値段。
そして不思議なもので、値段が高くなるほど、届いたときのこちらの目も厳しくなります(笑)。
安いものなら、
「かわいい♡」
で終わるところが、
高いものになると、
「……このクオリティで、この値段?」
とか思ってしまう。
細かいところまで見てしまうんですよね。
もちろん、小さな磁器に絵付けをして、金具をつけて、ひとつのボックスに仕上げる。
実際に作るとなったら、とんでもなく手間がかかるんだと思います。
でも買う側の私は、そんなことは棚に上げて、
「ここ、もうちょっときれいだったらなー」
なんて思ったりしていました(笑)。
そして、ブームは去った
それでも、かわいいと思ったものをいくつか集めました。
並べると本当にかわいい。
かわいいんです。
でも。
ある日を境に、
私の中のリモージュボックスブームは静かに去っていきました。
嫌いになったわけではありません。
今見てもかわいいと思います。
ただ、
「次も欲しい!」
がなくなった。
私の収集癖、不思議なもので。
ハマっているときはものすごい勢いなのに、満足すると突然止まります(笑)。
そして、そのあと私が出会ったのがアンティークドールでした。
……そっちはなかなかブームが去りません(笑)。
久しぶりに届いた一枚の葉書
そんなリモージュボックスのことをしばらく忘れていたのですが、この前、以前購入したお店から展示会のお知らせの葉書が届きました。
懐かしいなーと思って見ていたら、
お値段を見てびっくり。
7万円くらいするものまでありました。
え。
こんなに高かったっけ?
私が集めていた頃より、かなり高くなっているような……。
もちろん作品によって違うのでしょうが、写真を見る限り、
「7万円……!」
と、しばらく見つめてしまいました(笑)。

作るのにものすごく手間がかかることに加えて、輸入品なので円安などの影響もあるのかなと思います。
それにしても7万円。
私なら、その値段を出すとなったら、
さらに厳しい目で見てしまいそうです(笑)。
そして当然、自分で作ろうとした
私は何かを見ると、すぐに、
「これ、自分で作れないかな?」
と思う癖があります。
リモージュボックスを集めていたときも、やっぱり思いました。
「これ、自分で作ってみたい!」
調べたりもしました。
そして、
無理でした。
当たり前です(笑)。
磁器を作って、焼いて、絵付けをして、また焼いて、金具をつけて……。
「かわいい♡ 私も作りたい♡」
くらいの気持ちでどうにかなる世界ではありませんでした。
世の中には、
見ると作りたくなるものと、本当に作ってはいけないものがあります(笑)。
リモージュボックスは、後者でした。
好きなものにも、ブームがある
今思うと、私はずっと同じものだけを集めるタイプではないのかもしれません。
そのときそのときで、
「かわいい!」
「これ欲しい!」
「もっと見たい!」
と心をつかまれるものがあって。
集めて。
眺めて。
満足したら、また次の何かに出会う。
リモージュボックスの次には、アンティークドールが来ました。
そしてアンティークドールから、今度は壊れたドールを直したり、ボディを作ったり。
一つの「好き」が、また次の「好き」につながっていく。
だからブームが去ることも、別に悪くないんだと思います。
そのときは、本当に好きだった。
それで十分。
そして今、メルカリにいます(笑)
そんなわけで。
大切に集めたリモージュボックスですが、今は少しずつ整理しています。
次に「かわいい!」と思ってくれる人のところへ行ってくれたら、それが一番いい。
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リモージュボックスのブームは去りましたが、
今見てもやっぱりかわいいです。
なぜブームが去ったんだろう
今でもリモージュボックスを見ると、かわいいと思います。
じゃあ、なぜあんなに夢中だったのに、ブームが去ったんだろう。
考えてみたら、ひとつ思い当たることがありました。
リモージュボックスって、置いたらそこで完成なんです。
「ボックス」という名前だけれど、私は中に何かを入れて使うわけでもありませんでした。
お気に入りの場所に飾る。
眺める。
かわいい。
……以上(笑)。
もちろん、それだけでも十分楽しいんです。
でも、アンティークドールはちょっと違いました。
服を着せ替えたり。
座らせたり、立たせたり。
場所を変えたり、小さな家具と合わせてみたり。
壊れた子なら、「もう一度からだを作ってあげたい」と思ったり。
そこから、また何かが始まるんです。
たぶん私は、ただ「かわいいもの」を集めることが好きなんじゃなくて、
そこから自分の中で何かが動き出すものが好きなんだと思います。
「こうしたらもっとかわいいかも」
「これと合わせたらどうだろう」
「自分で作れないかな」
そんなふうに、次々と何かを思いつかせてくれるもの。
だからリモージュボックスは今でもかわいい。
でも、私の中ではいつの間にか「集める」が終わった。
アンティークドールは、集めたところからまた始まる。
その違いだったのかもしれません。
そしてまた何かを見つけて、
「これ、自分で作れないかな?」
と言い出すんだと思います。
懲りないですね(笑)。